寒さや温度差での膝痛には 温め&ウォーキング!

こんにちは。毎日の様に強風が吹き抜ける程のどかで静かな さいたま市岩槻区慈恩寺にある、じおんじ整骨院の若林です。

3月も後半になり暖かい日も増えてきました。しかしまだ寒い日はありますし、朝夜と日中の温度差もあります。このたまにある寒い日や一日の温度差で膝痛を訴える方々が、じおんじ整骨院でも多くいらっしゃいます。

今回は、寒さや温度差での膝痛対策についてお話します。

膝痛の時は冷やすの?温めるの?

まず質問で多いものが、「膝痛の時は冷やす・温めるのどちら?」という事。
急性(ここ数日の間にぶつけた・転んだ・ひねった等)の時は、膝に炎症(熱)や腫れが出るので冷やします。当然、お風呂は入れません。数日たって炎症や腫れがひいたらお風呂に入っても構いません。状態が落ち着いてきた後、温める事で回復が促進されていきます。

慢性(常に重く痛い・ズーンと痛い・動かない時は痛くないが歩くと痛い等)の時は、むしろ温めた方が良い場合が多いです(迷った時はお聞き下さい)。ケガでもしていない限りほとんどの人がこちらにあたります。
つまり、通常は温めてよい場合がほとんどです。

膝痛の時に温めた方が良い理由

膝に関わらず身体は冷えると血流が悪くなります。すると各部へ栄養が行きづらくなり、筋肉も硬くなります。温度差もその差によって各部分が寒さをより感じやすくなり、またそれが負担となる為、同様です。

つまり逆に、膝(膝以外も)は温める事で血流が良くなり、関節へ栄養が送られる&関節周りの筋肉が緩む事で動きが楽になり痛みが軽減されます。

保温用サポーターやカイロ等、今は便利で簡単に温める事ができるものがたくさんありますので、膝に強い痛みがある時は積極的にお使い下さい。

膝痛にはウォーキング!

そして、膝痛に最も良いのが実は、ウォーキングです!

「膝が痛いのに、なぜ歩くの?」と思われる人も多いかもしれません。しかし実際、じおんじ整骨院でも積極的に歩かれている人の方が楽になっています。

理由は
①ダイエット効果(膝痛は体重が多い事も大きな原因なので、歩く事で身体が代謝し減量がみこまれる)。

②関節軟骨はスポンジの様なものなので圧を加えると、血液で運ばれた栄養が関節内に広がると言われています。つまり歩く事で関節に栄養が行きわたりやすくなる。

③ふくらはぎ(第二の心臓と呼ばれる。ただ自ら足を動かし収縮する事でしかポンプの働きをしない)の筋肉を積極的に使用する事で、身体全体の血液の流れが良くなる。つまり身体全体が温まる。

ケガ以外であれば、歩く事(ウォーキング)は膝にとって適度に行えばむしろ効果的です。

ふくらはぎを活用して効果的に歩く!
(歩く時の注意点)

せっかくウォーキングをするのでしたら、より効果的に行いたいものですよね。

それは、ふくらはぎをより活用する事。

ふくらはぎをより活用する為には、足の向きを整える→足の中指を進行方向に常に向け歩く事です。

足が外向き(がに股)や内向き(内股)だと、足関節にロックがかかり最大限に上下できません。
足の中指を進行方向に向けると足関節が整うので最大限に上下運動が可能となります。

つまり足の中指を進行方向に向け歩く事で、ふくらはぎを最大限に動かして運動効果を高めるだけでなく、全身へ血液をたくさん送り、身体を温める事にもつながります。

せっかくたくさん歩いても、その歩き方が逆に身体や膝に負担をかけてしまっている歩き方の方も大変多いのが事実です。
ぜひ、もう一度ご自分の足の向きを確認してウォーキングしてみましょう。
急なケガでなければ、膝痛は温める事で痛みが和らぎます。そして、歩く事(ウォーキング)で更に緩和効果が期待できます。ウォーキングを適度に行い、歩く事で身体を温め膝痛の緩和を目指しましょう。

膝の痛みや違和感、そして ふくらはぎをしっかり動かして効果的に歩く方法などについて、お気軽にご相談ください。
>>関連記事:膝裏へのアプローチで膝痛予防

じおんじ整骨院
院長 若林 政義

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